実験レポート
#0 セットアップ
下図のように接続します。パソコンと環境試験室以外は、全てセットに含まれます。
#1 服の着せ方
#2 試験準備
#3 熱交換測定
#4 発汗試験
#5 データ整理
#6 排水後処理
以上の動画のとおり、一般的な実験であれば、オペレータに専門的な知識は必要無く、動作モードを選定するだけで、
実験が行えます。さらに手順を簡素化する方法があります。プルダウンメニューから
全自動モードを選定すれば、
ウォームアップ(ドライ)で2時間経過後→
注水→
軽作業のモード変更を自動的に行います。
専門知識を持った技術者であれば、全てのモードで皮膚表面温度、加温電力の上限/下限、発汗の上限/下限を任意に
設定できます。また、10行以下のシーケンスを作成し、プルダウンメニューに追加することもできます。
7、クロー値(clo値)の測定
衣服の断熱性能を測定する
クロー値測定モードを選択すると、発汗無しで、深部および皮膚表面温度を33℃に設定します。
測定データをクロー値計算雛型に貼付けするだけで、レポートを作成できます。
8、発汗ポンプの流量校正
長期間、発汗サーマルマネキンを使用すると、発汗ポンプの流量に誤差を生じます。
付属の電子天秤で全身の発汗量をパソコンに取り込み、
マネキン内部の各部位個別の発汗ポンプで発汗量をモニタします。
電子天秤の変化量と発汗ポンプの合計流量の比較を、毎回レポートしますので、
誤差が3%を越えた場合は、校正をお勧めします。
ポンプ流量校正モードを送信すると、電子天秤の重量変化を正として、各部位個別の発汗ポンプの流量を
自動的に校正します。半年に一度程度の流量校正をお勧めします。
9、簡易環境試験室
発汗サーマルマネキンを使用した実験では、周囲温度と湿度を一定に制御できる環境試験室が不可欠です。
弊社では、発汗サーマルマネキン専用のロッカー程度の大きさの簡易環境試験室の製造販売を
おこなっていますので、ご相談下さい。